HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)とは
HSC(Highly Sensitive Child)=ひといちばい敏感な子
HSCとは、感受性がとても強く、ひといちばい敏感で傷つきやすい性質を持った子をいいます。
HSCは全体の15~20%、だいたい5人に1人の割合で存在しますので、ひといちばい敏感な子は決して少なくはありません。
生まれつきよく気がつき、深く考えてから行動するので、周りからは臆病で引っ込み思案だと思われがちです。
HSCの子育ては、親がその性質を理解できていないと、ひといちばい大変だと思うかもしれません。しかし、HSCの特性を理解し受け入れることで、その子の持っている素晴らしい面をたくさん発見することができます。
普通では体験することができないひといちばい素晴らしい子育てを経験することができるのです。
出典:「ひといちばい敏感な子」エレイン・N・アーロン著 明橋大二訳 青春出版社
出典:「HSCの子育てハッピーアドバイス」明橋大二著 1万年堂出版
- HSCは育て方や環境によってなるものではありません。
- 感覚的な敏感さが似ていることから、発達障害(自閉症スペクトラム症・アスペルガー症候群など)と誤解されやすいですが、HSCは人の気持ちを察することにひといちばい長けている特性があるため、そのような障害とは異なります。
こんな方ご相談ください
- 子どもがよく泣いて手がかかる
- ちょっとしたことでも、すぐに大げさにビックリする(小さな虫でも大騒ぎする)
- 子どもが洋服のタグや、靴の中の砂・石などを気にしてよく痛がる
- 給食が苦手で、幼稚園や学校に行きたがらない
- 新学期になると、お腹が痛い・頭が痛いなどとうったえてくる
- 人に見られていると緊張してうまくいかない、発表できない
- よく気がつくいい子である
- 周りの雰囲気や他人の気分に影響される
- 不登校・引きこもりがちである
このようなことに思い当たる場合、それはお子さんが「HSC = ひといちばい敏感な子」なのかもしれません。
体験談
浜松市 40代 女性
娘のことで相談しました。
娘はとても真面目であまり口答えもしない子ですが、大人(学校の先生や祖父母さえ)と話すと緊張してしまい、自分の言いたいことが言えなくなってしまう子でした。
HSCだということが分かり、ほかの子とは少し違う接し方が必要だったり、自信をつけさせるコツなどを教えていただきました。「今まで全く真逆の育て方をしていたんだ。」と母親として反省もしました。
時間はかかりましたが少しずつ娘が変わってきて、元々好きではなかった学校へも笑顔で通えるようになりました。
子どもが元気でいてくれることは、親にとって何よりもうれしいことです。
HSCの子育てをもっとみんなに広めてほしいと思いました。
よくある質問
- 子どもだけでなく自分の相談もしたいのですが…
はい、大丈夫です。
最初はお子さんのことが気になり相談しているうちに、実はお母様自身も似たような気質を持ち合わせていることに気づかれた、またはご主人がHSPだったなどということもよくあります。その都度、ご相談したい内容に合わせてカウンセリングを進めてまいりますので、遠慮なくお申し付けください。
- 夜でも相談はできますか?
-
ご安心ください。子育て中はとにかく時間に追われますよね。
お忙しい子育てママやパパのために、LINE相談でしたら夜間でも受付しています。お問い合わせやご予約の受付は10:00~21:00までとなりますが、ご相談の時間帯はその方に合わせて対応いたします。
HSCに関するお悩み解決のサポートをいたします
HSCの子育てで一番大切にしたいこと。
それは、子どもの自己肯定感を育むことです。
そのためにはまず、親が子どもを理解することからはじめましょう。
親が子を理解することで、子どもが心を開いてくれるようになり、何より理解されているという子どもの安心感につながります。
自己肯定感を育むためには、この安心感がなくてはならないものです。
HSCは様々な特性から、自己肯定感を持ちにくい傾向があります。
私自身、HSPやHSCという言葉に出合い理解するまでは子育てをしながら違和感を感じることが本当に多く、腑に落ちない答えにいつも不安を抱いてきました。
同じようなお悩みを抱える方の不安をすこしでも減らせるようサポートをさせていただきます。