HSPは心のサインを見逃しやすい?
どうして自分ばかりこんなつらい思いをするんだろう。
気にしすぎる自分がおかしいのかな…
考えても仕方ないことは分かってる。
元気ださなきゃって頑張って笑ってみるけど
何故かいつもうまくいかない…
『友達と会った時に思い切って話してみた。
「わかる、わかる」
って話を聞いてくれて、少しホットとした。
みんな頑張ってるから私も頑張らなきゃ。
でもひとりになるとどうしても不安が押し寄せてくる。』
『お母さんに言われた。
「そんなのあんたの考えすぎだよ、気にしなくていいのに」
考えすぎる自分がいけないの?
どうやって気にしないようにすればいいの?
私のことちゃんと解ってくれてないんだね…』
『子どもの心配事、夫には分かっててもらいたいから事細かく説明してしまう。
…やっぱり疲れてるから聞くのが嫌かな。
最後はいつも「まぁしょうがないよな」のひと言…
もうこれ以上話しても無駄だ…』
『妻の話はこれでもちゃんと聞いてるつもり。
でも仕事から帰ってきて、たまには俺だってひとりになりたいよ。
職場でも気を使い、家でもゆっくり休めない…
俺の居場所は一体どこなんだ…』
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HSPはSOSを出すことが苦手です。
心やからだがSOSのサインを出していてもそれをキャッチできていません。
他の人や周りの事にはひといちばい敏感で、ひといちばいキャッチできているのに、
自分のことはキャッチできないまま、知らず知らずのうちに置き去りにしてしまっています。
心が疲れた・しんどい・いやだと叫んでいるのに、
自分より外側の情報ばかりキャッチしてしまうため聞き逃してしまいます。
そして心の叫び声にフタをして、
「大丈夫、大丈夫」
と思い込み、疲れていても、しんどくても、いやでも、ある意味それが当たり前になってしまうのです。
心の叫び声をキャッチできないままでいるとどうなるか…
叫んでも、気づいてもらえない、、聞いてもらえない、、
そうすると、やがて心は叫ぶことをやめてしまいます。
つらい感情や苦しい気持ちを叫べずに抑えこんでしまうのです。
人の心は、ネガティブな感情(つらい、悲しい、怒り、不安、劣等感など)を吐き出さずに抑えこんだままの状態が続くと、ポジティブな感情(楽しい、嬉しい、ワクワク、幸福感など)さえ感じられなくなってしまいます。
これが続くと、
- 最近楽しいと思えることがない
- なんだかやる気がでない
- 体がしんどい
などのサインがでるのです。
そのサインを見逃して頑張り続けてしまうと、気がついた時には取り返しがつかないほど大変な事態になっていることが少なくないのです。